こんにちは♪
今回、張替え修理のご依頼をいただいた椅子は、デンマークの代表的な家具メーカー「J.Lモラー」の椅子になります。
主観ですが、イタリアなどの家具は、スタイリッシュで洗練やデザイン性が特徴な気がして。
いっぽう、日本でも大人気の北欧家具は自然のパワーを内包するような温かいデザインのものが多いと思います。
今回お預かりさせて頂いた椅子も、無垢材の木のフレームに革張りのそんな雰囲気を感じさせてくれる椅子でした。
創業者ニールス・O・モラーによってデザインされたこの椅子、1960年代に生まれたロングセラー。
椅子のモデルは「Model78」。背もたれの絶妙なカーブもとても奇麗で見入ってしまいます^^
椅子の詳しい情報はこちらのURLにも記載がありますので、ご興味ある方は見てみてください。
さて、修理の方ですが、こちらの写真がご依頼いただいた時の椅子の様子になります。
このJl.Moller No78 北欧の厳しい気候の中で育った木材を徹底的に乾燥させて作ったといわれ、数十年の使用でもゆるみが生じないという特徴を有しています。 実際、今回のご依頼もその丈夫な木材の不都合ではなく、劣化してしまったのは座面部分の革の張り替え修理でした。 座面のウレタンクッションの硬化やヘタリに加えて、革の破れや劣化が激しいです。 明らかに、座面の真ん中にくぼみが見られます。 お預かりさせて頂いたのは、全部で6脚。 全て修理の対象です(;’∀’) 今回は生地の張り替えに加えて、座面の中身も開梱した結果、ウレタンクッション交換とベルト部分の修理もする事になりました。 張替えに使用した生地は、お客様にサンプルブックの中から選んで頂いた、同じブラウンの革になります。。 ではまずは張り替えのために、座面から革を剥がしていきます。 長らく使用に耐えてくれてありがとう、といいたくなるような革の状態です^^ 革をクッションから剥がして、センターも図り直して型を見直します。 真ん中というのは、やはり採寸や型取りにはとても大事ですね^^ そしてクッションの修理を行い、革も張り直して張替え後にご自宅に戻った時の写真になります。 レザー部分が見違えました^^ 破れや革の伸びなども解消されてとても奇麗♬ 革と木の相性ってほんとに良い相性だと思います。 凹んでいた座面の部分も奇麗に直って、座り心地も張替え前に比べて格段に良くなっています。 6脚全てご納品です。 今回のこの椅子は、メンテナンス次第でまさに一生ものといっても過言ではないのかと思います。 それだけに、オーナー様の思いれも深いのではないでしょうか。 椅子やソファの張り替えや修理にかんするお問合せは、ファニチャーリペアテーブルまでお声掛け下さい♫♫