こんにちは♪ 今日もソファの張り替え事例をこちらのブログに記事にしてみましたので、ご興味ある方は是非参考にして頂けると嬉しいです☆
今日ご紹介させて頂くのは、イタリアのNatuzzi(ナツッジ)のコーナーソファになりますが、ナツッジはヨーロッパ大手の家具ブランドになり小さな家具工房から上場まで果たしたというブランドのようです。
そのナツッジのコーナーソファですが、オーナー様からのご相談は座面の革の劣化が進んでしまったという事をメインに、細かな部分の破れてしまっている革の補修、そして座面の一部分が沈んでしまっているのでどうにかならないかという所。
加えて、大型のコーナーソファなのでシートが3分割に分かれるのですが、シートを繋ぐジョイントの金具が直ぐ外れてしまうのでそこも何とかしたいという事でした。。
まずはソファの張り替え前の状態ですが、こちらの写真になります。
こちらが今回ご相談頂いた、ナツッジのカウチソファになります。 オフホワイトの本革が張られていますが、長年蓄積した汚れに加えて座面部分の革が特に擦れてしまっているのが分かります。 こちらが特に困っている座面の擦れと破れになりますが革ソファの多くは年数が経つとこの様に良く座る座面や肘掛の部分の革が擦れてしまって劣化が始まり、出来ればずっと奇麗な状態で使いたいと思うのですが、メンテナンスによって寿命を延ばす事は出来てもいつかはこの様に傷んでしまう事は致し方ない事ですね。 破れや傷などはメンテナンスする事は難しいかも知れませんが、白系の生地はこの様に汚れなどが目立ちやすいので、こういった黒ズミや汚れはは出来れば日々のメンテナンスによって奇麗な状態を保てるとベストですよね^^ 座面をアップで写したところです。 この状態ですと修理方法は張替えをするしかなさそうです。 料金が安いから塗装修理で修理して欲しいとの希望を頂く事もありますが、現状の革や傷の状態や修理後の事を考えると今回は張替えるのがベストでした。 そしてこのコーナーソファは3つに分割されているソファになり、この様にソファとソファがジョイントされています。 ジョイントしているのは少し横に伸びているのが分かる細い金具が反対側のソファに刺さる事で、ソファとソファが繋がり固定されます。 ただ、長年の使用でこちらの金具も効かなくなってしまったという事で、こちらのジョイントする金具も交換する事になりました。 この穴に先程のシルバーの金具が刺さり、固定される仕組みでしたが、この穴が緩くなってしまったのか固定されずに動いてしまう様です。 ソファは一度工房に持ち帰り、修理作業を進めていきました。 ソファを持ち帰らせて頂いて、座面部分の張り替えを進める前に一度分解しますが、オーナ様からのご希望で座面がすごく沈むようになってしまったという事をお伺いしましたが、原因はこちらの写真にあるようにウェービングベルトの緩みでした。 使っていくと伸びていくのは仕方ない事なので、このベルトを交換しクッション性を戻します。 交換したベルトに関しまして、今まで支えていたベルトの本数も少し少なかったので今後の耐久性やクッション性を考え本数を増やして交換させて頂きました^^ そしてソファとソファを繋ぐジョイントの金具ですが、こちらは形状を変えて落とし込みタイプに。。 この落とし込み金具を2つ取り付け、以前よりもしっかり固定されると思います。 座面部分の革の張り替えも完了して、全体もクリーニングを掛けて、お困りの箇所は全て修理完了しました。 見栄えが悪かった、革の破れや薄汚れの他、機能的似も困っていた座面の沈みやジョイント金具なども修理されたので今後も快適に使っていただけると嬉しいです。 ソファや椅子の張替え修理やクッション交換、テーブルや椅子の木部のフレームなどの塗装修理、木工家具やオーダーソファの新規製作など、脚物家具に関する施工でお困りの際にはお気軽にお問合せ下さい♫