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張り替え修理
ファニチャー リペア テーブル

こんにちは、ファニチャーリペアテーブルです。

 

ペットによる引っ掻き傷や、粗相してしまった時の匂いや汚れ、ソファーや椅子にそんなお悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか?

今回はそういったペットへのお悩みをお持ちの方に、ペット対策の出来る生地の情報や、私個人もペットを飼っているので、その見解を張り替え事例を交えてご紹介していきたいと思います。

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目次

 

1.ペットの引っ掻きや粗相によるソファーの張り替え事例

・張替え前の状態

・今後の引っ掻き対策やメンテナンスを考慮して張り替えに使った生地は

・張替え後の仕上がり

 

2.ペットの引っ掻きや防臭などに効果のある生地の紹介

・ペットの引っ掻きに強い生地 (布編)

 

・ペットの引っ掻きに強い生地 (合皮編)

 

・ペットの引っ掻き対策    (本革編)

 

 

3.まとめ

 



 

1.ペットの引っ掻きや粗相によるソファーの張り替え事例

 

それではまずは、今回ご紹介させていただく張り替えの事例をご紹介させて頂きたいと思います。

張り替え事例の内容はこちらになります。

 


 

【ソファー購入店】 アクタス/ACTUS    【ソファータイプ】リップタイプ ラブソファ

【張り替え生地】  ラムース / シンコール T7161

生地情報詳細URL ☟

https://sincol-group.jp/digitalcatalog/textile2019/#page86

【施工内容】 ウレタン交換と生地の張り替え 【ご依頼地域】東京都杉並区

 


 

ご相談いただいたのは、アクタスで購入されたという真っ赤なラブソファー。

リップ型の特徴的なソファーですが、張替え前の写真をごらんください。

 

[張り替え前写真]

Before-2

 

御覧の通り、真ん中の縫製から縦におおきく破れてしまっていて、中のクッションがまる見えの状態です。

そして生地自体も黒ズミが酷く、これはペットによる汚れの影響が大きいようです。

 

Before-3

元々は真っ赤なスウェードの生地が張られていましたが、ペットの引っ掻きによって座面の手前側は生地の表面が剥げてしまっているのが分かるかと思います。

 

猫ちゃんやワンちゃんの引っ掻き傷を、お持ちのソファーや椅子で経験された方は「分かる分かる。。。」と思われる方も少なく無いのではないでしょうか。

もっとも可愛いペットなので、怒るに怒れない。。という心境も否めないかと思います(;^_^

 

今回生地を張り替えるにあたって、今後のことも考えてシンコールの「ラムース」という生地を選んで頂きました。

 

ラムース

こちら今回選んで頂いた「ラムース」になりますが、この中のT-7161 張替え前と同じ赤を選ばれました。

 

この生地を選んだ理由は

・現状と同じく高級な人口スウェードで、今の色や雰囲気が気に入っている為、張替え前と後でソファーの印象も  変えなくてよく、色も豊富に選べたこと

・ラムースは引っ掻きに強く、今後もペットの引っ掻きによる劣化を軽減できる

・手入れが簡単な機能を持った生地なので、飲みこぼしやなどがあった時など対応しやすい

 

というのが主な理由です。

 

 

 

張替えの施工に関しては、このソファーはRの部分が多く、曲線的なフォルムが特徴で、そのフォルムを崩さないように仕上げることに気を使って張り替えをさせて頂きました。

 

ウレタンクッションもかなりのヘタリや沈みがあったので、土台の部分からベルトの交換など行いウレタンクッションも交換しヘタリなど解消させて頂きました。

 

[張り替え後写真]

IMG_1121 IMG_1122

 

張り替えと修理で見違えましたね!

今後は快適にソファーでくつろいでもらえるのかと思います!

 

今回の様な起毛している生地の場合、そんなに汚れていないと見えても定期的にスウェードブラシなどで軽く全体をブラッシングしてメンテナンスしてあげると、見えない汚れや、小さな汚れがこびりついていつの間にか取れなくなってしまった。

ということなど減ってくるので、生地の長持ちにも繋がります。

 

では、ここまで張り替えの施工事例をご紹介させて頂きましたが、今回張り替えに使った生地の他に、ペット対策に有効な生地は、ほかにどんなものがあるのか、本革・合皮・布と生地の種類別に見ていきたいと思います。

 

 

 


 

2.ペットの引っ掻きや防臭などに効果のある生地の紹介

 

≪ 布 ≫

 

・ラムース / シンコール

(生地詳細 URL)

https://sincol-group.jp/digitalcatalog/textile2019/#page86

 

まずは先ほども張り替えの事例でご紹介させていただいた、シンコールのラムース!

こちらはやはり猫や犬などの引っ掻き傷から生地を守ってくれる代表格といってもいいような、人口スウェードの生地になります。

お値段はやや高めの高級人口スウェードですが、生地のクォリティーは折り紙付きと言ってもよいのではないでしょうか!?

選べる色味も豊富で、基本的にはぬるま湯もしくは、中性洗剤を溶かしたぬるま湯での水洗いができるというメンテナンスも簡単で、引っ掻きにも強いという、ペット対策にはうってつけの生地です。

ラムース

 

 

・アクアクリーン機能のついた生地 / サンゲツ

(サンゲツのアクアクリーン生地 詳細 URL)

 

https://contents.sangetsu.co.jp/digital_book/up20/?_ga=2.49718447.846011601.1643937540-1251455514.1571020582

 

次にご紹介するのは、汚れを浮かして取ることで生地も傷めにくい「アクアクリーン」という機能がついた生地です。

スペインからきた技術です🍅

コーヒー、ワイン、チョコレート、泥やペットの糞など、汚れた部分に水を垂らして汚れを浮かせて、拭き取るだけで、簡単に掃除が出来るという優れもの!

 

おまけに引っ掻き傷にも強いシリーズもあるので、ペットを飼っている、これから飼うなどの場合はかなり心強い味方になりそうな生地です!

このアクアクリーン機能の付いた生地は、サンゲツからいくつか出ているのですが、今後はもっとアクアクリーン生地の取り扱いバリエーションを増やしていけるといいなと思っています。

 

 

アクアクリーン4

アクアクリーン3

アクアクリーン1

アクアクリーン2

 


 

 

≪合皮≫

 

布の他にも引っ掻きに強い合皮の生地もあります。

本革はちょっと値段的に厳しいけど、レザーの雰囲気も出したいし、でもペットの引っ掻きが気になるし。。

という方には最適な生地だと思います。

 

・ガードマンプロ / シンコール

 

ガードマンプロ詳細URL

https://sincol-group.jp/digitalcatalog/leather2021/#page70

 

シンコールから出ているその名も「ガードマンプロ」 いかにも強そうです^^

表面の硬度が高くて、この生地のウリはペットの引っ掻きに強い事!

通常の合皮のスナッグ(引っ掻き)テストでは100回でボロボロになってしまったところ、ガードマンプロでは1000回でも目立った傷は無かったという驚異の結果が見られたようです。

ペット対策を合皮生地でされたい方には、心強いですね。

 

 

ガードマンプロ

 

 

≪本革≫

 

最後は本革のペット対策ですが、本革には特別引っ掻き傷への対応機能を持った生地がありません。

そのためペットに革表面を引っ掻かれてしまうと、直ぐに傷が付いてしまったりすることも多いでしょう。

ですが、すこしでも何とかならないのか?

 

というお声をお客さまから頂く事はもちろんありますので、少しでも解決できるお手伝いをさせて頂けたらと思います。

ただ、本革の場合はあくまでも補助的な対策となることをご理解下さい。

 

 

・本革のペットへの対策

 

1.ウレタン顔料塗装してある革を選ぶ

本革の表面の塗装処理には、染料、顔料、顔料と染料の半分半分。 なものがあります。

 

出来るだけ表面が顔料でしっかりと塗装されている方が表面のコーティング効果も高いので、傷が直ぐに付きにくかったりします。

 

生成りの革などは革の本来の表情を残し、塗装も薄くもしくはほぼされていない状態なので、革の経年変化を楽しんだり、俗にいう味を出していきたいなどの場合は良いのですが、表面をガードするという意味では効果的ではありません。

 

その為、引っ掻き傷から守ったり、変色などに強かったりするのはウレタンの顔料塗装がしっかりとされている革の方なので、その方が吸水性も低いのでアニリン系の革よりは水染みなどには強く、メンテナンスも楽になりますので、そのような革を選ぶと良いと思います。

 

(表面にコーティングや塗装のされていない本革)

kinari

 

タンニン鞣しの生成りの革です、ここから使っていくたびに変色などを起こしていき味が出てくるような革です。

引っ掻き傷などにはかなり弱めです。

 

(セミアニリンレザー)

セミアニリン

 

顔料の塗装されている革に比べて、表面に透明感がありますが顔料塗装の革にくらべるとやはり傷などには強くなく、紫外線などによる変色もしやすく、吸水性も低くはない革です。

 

(ウレタン顔料仕上げの革)

顔料

 

ウレタン顔料

 

表面がしっかりと顔料で塗装されているので、コーティングもほかの革に比べて強いので、生成りやアニリンレザーに比べて傷には強いですが、革の繊維の上に塗料を乗せる形で塗装されるので、革の表情は生成りやアニリンレザーほど自然ではなく、少しノッペリとした表情にはなりやいです。

 

 

2,コーティング剤を革の上から吹き付ける

ソファーや椅子に使う革自体を、選んで使うことでペットの傷などから生地を守るという方法の他には、革や合皮、布などの生地の上からコーティング保護剤を塗布してあげる方法もあります。

防汚・撥水・キズから保護してくれるコーティング剤を塗布してあげる事も可能なので、現状のソファーや椅子を張り替えるにはまだ早い、修理するのもちょっと。。

 

という場合には、コーティング剤で保護してあげるのも有効な手段の一つですが、強い引っ掻きの場合は

キズ1つ付けないという事は難しいかも知れません。

 


 

3.まとめ

 

いかがでしたでしょうか?

 

今回はペットの引っ掻き傷や粗相からの汚損などから、ソファーや椅子を守る方法や、張り替えた事例をご紹介させて頂きました。

 

私も大型犬を飼っていますが、ペットとは離れる事の出来ない大事なかわいい家族の一員。

 

しかし、まだやんちゃで小さなキッズのときの噛み癖や引っ掻き癖、シニアになってしまってからの粗相など

ソファーや椅子の生地には悩みも多いはずです。

(因みに私はいろいろ試行錯誤の結果、コスト面やメンテナンス面のバランスで合皮の生地をソファーカバーにしています^^)

 

そんなお悩みをお持ちの方々に、今回の記事が少しでも参考なってくれると嬉しいです。

 


 

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