ご自宅でお使いのダイニングチェア、簡単な作りのものならば道具を少し揃えるだけで座るところや背もたれの張替え修理をご家庭でやってしまうことも可能です。
初めてのDIYからでも、販売されている椅子と同じクオリティーを目指して完成させるなんてことも・・出来ちゃいます!
今回ご紹介する丸椅子はとてもシンプルなもので初めての方でも綺麗に張替えができると思います。
と言う事で今回こちらの丸椅子で張替えの説明をしていきたいと思います。
それではまずは椅子を張替える時の全体の大まかな流れを見てください。
・椅子の座面を椅子のフレームから外す
・外した座面から生地を剥がす
・生地を剥がした木板からウレタンクッションを剥がす
・木板にチップウレタンを張る
・チップウレタンの上にラバーウレタンを張る
・張る生地を裁断する
・裁断した生地をクッションの上に張る
・椅子のフレームに生地を張った座面を取り付け完成!
使用する道具と材料はこちらです。
・手動用タッカー
・ニッパー
・ドライバー
・張替え生地
・チップウレタン
・ウレタン(10mm~必要な厚さのもの)
・綿
・裏生地(不織布など)
それではまずは①からやっていきましょう。
[張り替え前]
・簡易的な構造の場合、裏側からネジで座面の板がとまっていることが多いのでドライバーで取り外します。電動ドライバーやインパクトドライバーなどがあれば格段にスピードUPです! ・基本的には木の板の上にクッションが貼られていて、その上に張り生地が巻いてありますのでまずはフレームから外した座面を裏返します。 裏側はステープルというホッチキスの針のような物で生地が留めてある作りになっていますのでそのステープルを取り外し木の板と生地を剥がします。 ・ステープルの剥がし方 ステープルの間にキリやクジリ(角利)など先が鋭利なものを少し力を入れて差し込みます。 差し込んだ後はテコを応用しステープルを持ち上げます。 これだけではステープルは抜けきらないので、後はニッパーやペンチなどで一つ一つ抜いていきます。 ステープルの針が抜けきらずに残ってしまった場合などが、針が出ていて手などを傷つけてしまうので出ている針を上から金槌などで叩いて下さいね。 (生地を剥がした状態) ・生地を剥がしたら次はウレタンクッションの交換です。 [新たなウレタンを張った状態] 木の板に張ってあるウレタンを交換もしくは綿の補充を行う際はウレタンなど、大きく型取り木の板に少し巻きつけるようにしてタッカー留めてください。 [新たな生地の張りこみ途中] まずは上下左右の中心をタッカーで留め、その4分割になった間をシワの出ないように軽く引っ張りながら留めていきます。 [生地張り込み完了] 表面から見ても綺麗な丸にはれていますね。 裏側も見えない部分ではありますが、黒い不織布で裏を綺麗に覆っておくと尚いいですね。 自宅では何か透けない生地のようなもので代用しても構いません。 如何でしょうか? ご自身でも簡単にDIYで張替えできそうですね。 生地によっても張り替えやすい素材や張り替えにくい素材もあると思うのでまずはいらなくなった薄手の布地などで試してみるのもいいですね。