今日はCASSINAの413CABchairの修理のご紹介です。
もう当店の修理ブログでもお馴染みのこのカッシーナのキャブシリーズの椅子ですが、最近ではアームチェアやベッドなど新しくデザインされたようです。
412や413などの椅子は初めてデザインされてから既に40年も経っているとか。
初めは数人のスタッフと革を切ったり貼ったりとの作業から試行錯誤されながら完成した名作のようで、そういった椅子のストーリーを聞くと更に歴史を感じます。
お客様からお預かりした413のキャブチェアですが、ホワイト系の革のものが4脚ありそのうち2脚は革の色を黒へ変えたいとのことで、色を変えての施工となりました。
修理前はこの様な状態でした。
革の断面周辺部分が荒れていて、塗装の剥がれなども見られました。 座面や背もたれにも多少のキズがあり、傷の多い方は黒へとカラーチェンジしました。 黒と白のモノトーンでの仕上げはこんな感じになりましたよ。 いい感じです! 雰囲気もかなりかわりシックなトーンになりました。 革の断面も修正しました、椅子もソファーもほかの家具も、淵の周りが綺麗になるだけで全体が締まった印象になりますので、普段はじっくり見ることも気にすることもあまりない部分かと思いますが、ぱっと見た時の雰囲気が修理したりして手をかけてあげるのと、そうでないのとでは全然違うのです。 良い製品はこの様なディテールがしっかりしていますよ。 有名ブランドだけに限らず、椅子やソファーに関する修理やオーダー製作などのご相談はファニチャーリペアテーブルまでどうぞ。