こんばんは、皆様ご自宅でソファーや椅子の布生地のメンテンスや、本革生地のお手入れ方法などはどのようにされていますか? DIYではやりきれなかった、自分で手入れの方法が分からないなどがあればお気軽にお問い合わせ下さいね!
さて今日ご紹介する椅子の修理は本革素材の1人がけリクライニングソファーです。
レイジーボーイというアメリカのブランドで、フットスツールも付属されたゆったりとくつろげそうなソファーです。
痛みの場所は主に座面と肘掛、本革特有のシワに沿って割れ掛けてきていました。
椅子全体の黒ずみも酷く、一度表面の革を洗浄し、その後に傷の修復後に塗装修理致します。 本革のソファー、買ったときは高価だったのに何年もメンテナンスをしないとこんな状態になってしまいました。 とお客様からはよくお伺いする声です。 天然皮革が張られている椅子やソファーを購入したら定期的に少しだけメンテナンスをしてあげると、長持ちする手助けをしてあげられると思います。 方法としては、本革の種類も大きく分けて2種類あり、あまり深く細かく説明してもわかりづらくなってしまいますので、ここでは簡単に言うと染料系と顔料系です。 染料系は革の奥まで色が染み込んでいるもの、顔料系は革の表面に色が乗っているものと捉えるとわかり易いかもしれません。 染料系は水分の浸透性が高いものが多いので(全てではありませんが)メンテナンスオイルが革に浸透するものが多く、顔料系は水分が浸透しにくいものが多いのでメンテナンスにオイルを使おうと思ってもあまり効果が無い場合が多いのです。 オイルが入る革であれば、定期的に適度にあまり塗りすぎない程度にメンテナンスしてあげると良く、オイルが入らない顔料系の革などであれば、基本的には皮革メーカーから乾拭き程度で良いとされている椅子張り用の革もありますので、乾拭きをしてあげる程度でよい思います。 このように革もなめしや仕上げの方法も沢山あるので革のメンテナンスは全てこれ、といった一つの方法で決まりきっていないので、革に合わせたメンテナンス方法必要だと思います。 そして、今回お預かりしたソファーを修理した状態はこちらになります。 ん~ビューティフル~、な状態にすることが出来ました。 色もしっかりと全体を合わせることが出来ましたのでいい感じでした。 革ソファーや椅子の他、合成皮革や輸入生地など素材を問わず椅子の修理やオーダーはファニチャーリペアテーブルまでどうぞ。