こんばんは☪ 今日は本革のダイニングチェアの背もたれと座面のクッションに、傷や割れが出来てしまったという事でそちらの修理事例をご紹介させて頂きます。
椅子は4脚、長年お母様が愛用されている椅子という事で愛着がとてもあるようでした。
その椅子がこちらになります。
数十年使用されていたという椅子の割には、全体的には革の状態は悪すぎることはなかったのですが、やはり座面の手前側に傷や割れなどが発生し、今後もまだ長く使っていくためにメンテナンスを是非したいとの事で修理のご依頼いただきました。 椅子の座面手前部分をUPにするとこのような状態でした。 椅子やソファーを使っていると、一番スレや摩擦が発生しやすい部分なのでこの使用年数からすると 致し方ないというところもあるかと思います。 日々の乾燥などを出来るだけ抑える事で、このような状態になるまでの時間を延ばすことは出来るかと思いますので、新品で革の椅子やソファーをご購入された場合は、少し気を回してみては如何でしょうか^^ そしてほかの劣化箇所も。。こちらです。 背もたれのクッションは、木のフレーム部分にマジックテープ付きの革のベルトで巻きつけて留める仕様になっているのですが、こちらの一部分だけ負荷が多くかかっていたのか根元が破れてしまっていました。 こちらは張替え修理で対応したいと思います。 そして座面のクッションを外すと、その下は木板に生地を張ったもので支えられているのですが、その木板が割れてしまっていて、生地の汚れやシミも目立っていました。 こちらも生地の交換と木板をもう一度作り直ししました。 革のクッションも綺麗になり、無事ご納品させて頂きました^^ 修理後のお写真になります。 革表面の傷もなくなり、ツヤ感も戻りました。 真ん中からポキッと割れていた木板も交換し、生地も綺麗に張替えが完了しました。 少しお待ち頂きましたが、ダイニングテーブルに椅子が戻ってきたので、これでテーブルでお食事していただけます^^ ご依頼ありがとうございました!