おはようございます^^ 今日はGILの革ソファーを出張にて修理してきましたので、そちらの事例紹介をさせて頂きます。
クッションや本体部分など、ソファー生地が特に傷んでいるわけではないのですが座るところのクッションの下、クッションを支えている本体の土台の部分ですね。
こちらがズボンッと沈んでしまったというご連絡を頂いたので、そちらの修理にお伺いさせて頂きました。
オーナー様のご自宅到着後は早速修理の開始です。
修理前のソファーの状態はこちらのお写真のようになります。
一見なんともないような状態にも見えますが、向かって右側の座面部分が実は。。。 ね、しっかりと凹んでしまっていますよね^^ この状態では、クッションを上に置いて座った時にズッポリと下に落ちてしまって座り心地どころでは無いかと思います。 フェザー系のクッションがセットのソファーなので、余計に沈み込みが激しく感じられるかもしれませんね。 この原因は、おそらく本体の座面部分を裏側から支えているエラスベルトが切れてしまった、若しくは伸びている状態なのかと予想されるので、ベルト自体を交換する予定でお伺いさせて頂きました。 早速ソファー生地を丁寧に剥がし、ソファー裏側の中を確認しました。 お分かりになりますか?緑色のベルトがあると思うのですが、こちらが伸びきってしまっています。 このベルトは座面のクッションを下で支えている、いわば最後の砦。 このベルトが切れてしまったり、伸びてしまったりとするといくらウレタンクッションがしっかりとしていてもクッション性は保たれません。 今回はこちらのベルトを全て一旦外し、新しいベルトに交換修理致しました。 修理後のお写真です。 先ほど沈んでしまっていた状態からは、元に戻って表面が平坦になって良かったです^^ そしてクッションもセッティング。 重厚感があっていいですね、やはりレザーは。 ソファや椅子はクッション性を保つために、このようにベルトやスプリング、ウレタンクッションなどで構成されていますがあくまで座る為の強度として考えられているので、飛び跳ねや大きすぎる負荷などには耐え切れない場合もありますので、ご注意を^^ 椅子やソファーの修理や制作はファニチャーリペアテーブルまでお声掛け下さい。