こんにちは☼ 今日は50年以上も前に使っていた椅子をお預かりしました、ご本人も既に正確には何年程前なのかは覚えていないとの事でしたが。。
そうですよね(;^ω^)
では早速そちらのお預かりした椅子ですが、こちらになります。
ストライプのサテン系の生地が張られていたアンティーク。 生地やクッション材の他、土台の部分からも修正が幾つか必要そうです。 一度生地を剥がしてから状態をよく確認してみます。 まず、座面の生地を剥がすとベースになるクッションは藁(わら)。 今はウレタンクッションなどになりましたが、昔はこのような詰め物が主流で歴史を感じますね。 建物などの屋根も昔の藁ぶき屋根から進化していますものね(;^_^ そして藁を起こすと次に現れるのはこれ。 麻のシートが張ってある状態で、その下にはコイルスプリング。 そしてシートも剥がすと、こんどは釣りバネが見えました。 このバネ釣りの技法も欧州と日本とでは違うそうです。 古くなったパーツや木もあり、清掃も兼ねて一度全てバラシました。 こんな感じにスッキリ♪♪ 背凭れや肘掛の綿や藁などもかなりの年数が経過しているので、一度全て剥がしてからの再生をしていきたいと思います。 選んで頂いた生地の雰囲気も張替え前とは違うものになるので、どの様に張替え後は再生されるか楽しみながら作業をしていきたいと思います☆ 簡易的な椅子などに比べてもちろん手間の多くかかる椅子なのですが、 再生された時の達成感というかは一入です^^ 張替え後の状態もお楽しみに☆