こんばんは、今日の東京は暖かくて過ごしやすかったですね♫ 春が待ち遠しい^^
今日、ご紹介するのはアンティークチェアの背凭れ部分の張替え。 座るところはファブリックが張り込んであって、背凭れの素材はラタンシートです。
椅子はこちらになります。
脚はターンドレッグで座面の生地は丁寧に鋲打ちされています。 座面の生地に問題はないのですが、背凭れのラタンのシートが破れています。 籐(ラタン)も長年使うとこの様に破れが生じてしまいます。 椅子に張られているラタンには手編みで一目一目仕上げているものと、既にシート状になっているラタンを張り込んでいるタイプとがあるのですが、今回のこちらはラタンシートが張られているタイプです。 手編みタイプのラタンは基本的にかかる手間が大きいにで、おのずと工賃も高くなります。 シートタイプのラタンであれば、手編みに比べて安く張替えが可能です。 張替え前には手編みタイプだったものを、シートタイプのラタンに変更を出来る場合もありますが、そうなると 椅子の仕様を変更するのに作業の手間がかかるので、結果的に手編みタイプからシートタイプの仕様に変えるのと、手編みのラタンでそのまま仕上げるのとでは、料金があまり変わらない場合もあります。 ラタンシートには、「四ツ目」「3分の籠目」「5分の籠目」とが基本的にありますがそれぞれ空いている穴の形状と大きさが違います。 今回張替えを行うラタンシートは「5分の籠目」になります。 ただ、正直お客様でそこまで目の大きさなどにこだわって張替えを希望される方はとても少ないですが、当社では 張替え前の状態と同じ仕様で張替えを務めています☆ そしてこちらが、傷んだラタンシートを剥がした状態。 椅子の背凭れのフレームに溝が掘ってあって、その間にラタンのシートが張り込まれているのです。 シートが奇麗に外れて何にも背凭れには何もなくなりました^^ この様に、背凭れのフレームに新しいラタンシートをタッカで張り込んでいきます。 これは新しいシートを背凭れに張り込んだ後ですが、今はラタンシートが生成りの状態で染色や塗装がされていません。 ご希望がある場合には、このように生成りの状態のラタンに塗装を掛けていきます。 座面やフレームなどに塗料が付かない様に、マスキングテープなどで完全防御です♬ ラタンの塗装も完了して、納品させて頂きました☆ ソファーや椅子の生地の張り替えの他、ラタンの張替えや木部の塗装やグラつき修理など。 ソファーや椅子に関するお困りごとは、ファニチャーリペアテーブルまでお声掛け下さい♫