こんばんは☆ 今日はスイスのレザーソファーブランド、デセデのパーソナルチェアの修理事例をご紹介させて頂きます。
お預かりさせて頂いたのは、こちらの椅子です。
今まで張替えや修理をさせて頂いたデセデのソファーはどれも上質な革で、ソファーや椅子にどっしりとした重厚感がありましたが、この椅子も革が劣化はしていますが、高級感漂っていました^^ レザー自体はヌメ革だったので、革の経年変化がはっきりとわかるようなもので、元はもっと薄いベージュの色をしていたものが、どんどんといい感じに飴色に変わってきたのだと思います。 その代わりといってはなんですが、このような革は吸水性も高くて水染みなどにもなりやすく、傷もつきやすいというところもあり、今回オーナー様が修理のご依頼の基となったのが、シミによる革の劣化を直して欲しいというものでした。 シミや変色などはありますが、横からのフォルムも奇麗ですね^^ 背面はこの様な感じです。 ヌメ革はこの様に飴色に変化してくるのです。 そして座面の部分は、このように輪染みが出来てしまいこのあたりを解消したいところです(;’∀’) 椅子2体をお預かりし、工場にて施工を開始です! 椅子やソファー、重量があればあるほどいい。 なんてことはありませんが、経験上良い椅子やソファーは大体重量もそこそこありました。 運ぶのも少しヘビーな時がありますが、今回もなかなかのいい重さが出てました★ 革を洗浄後に、このように塗装にて修理をしていきました。 革を洗浄?? と思う方もいらっしゃり、革に水は絶対ダメ。 と思う方もいらっしゃったり、ですが 革に水は必ずしもダメではなく、革との相性や使い方を間違えなければしっかり洗浄できるので、革製の靴やカバンなども奇麗に出来るものもあるのです👟 修理後はこの様に、椅子も奇麗な状態になり染みもしっかり解消されました♬ 背面からもパシャリ。。 変色していた革も生成りの色に戻りました。 見たらわかると思うのですが、側面からです。 奥にいるワンちゃんが可愛い。。 椅子の革のエッジ部分は、実は色が違ってエンジ色と赤の中間? のような色で縁取られています。 この様な裏技を使って、エッジを奇麗に仕上げていってます。 ここのエッジの部分は一度塗りではだめなので、塗装・研磨・塗装・研磨・塗装・研磨・塗・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ と永遠に続くのではないかというくらい、この作業がループして奇麗に仕上がります。 ( ´艸`) 奇麗になりましたね。 いいお部屋には奇麗な椅子が似合っていました☆ ◇この度はご依頼いただいて誠に有難う御座いました◇