日本の風土、家屋の大きさに合ったメイド・イン・ジャパンのソファ。
優しい佇まいは生活になじみ、いつまでも飽きがこないというメリットがあります。
本日ご紹介するマルニ木工のソファも、使い手の思いを汲んだ利便性を併せ持ち長くご愛用いただけるタイプです。
しかしいくら飽きが来なくても、ソファカバーの生地は年月とともに劣化してしまいます。
こちらがお客様からお預かりしたマルニ木工のソファです。
生地の色合いも日本製ぽい色あいかと思います^^ 張替えに使用するのは、サンゲツの「up510」になります。 生地の情報は以下のURLからご確認いただけます。 https://www.sangetsu.co.jp/product/detail/UP510/ 少し特徴のある色から、ニュートラルで落ち着きのあるカラーへと衣替えすることになりました。 マルニ木工のソファ、遠目ではわかりませんが近くで見ると生地ががかなり傷んでしまっています。 肘掛け部分もさることながら、座面も当然こうなります↓。 生地の色も薄れてしまって、解れ部分も目立ってしまっています。 ウレタンクッションもヘタリや硬化がある為に、生地に張りが無くなりカバーにゆるみが出ているのがわかります。 そのため今回の修理はカバーの張替えに加え、ウレタンクッションの交換、そしてクッションを支える座面下のウェーヴィングベルトの交換も行うことになりました。 オリジナル同様のツィード調ながら、色合いの異なるサンゲツの生地を裁断していきます。 裁断後の生地。グレーの濃淡が美しい色合いを醸し出します。 細部までしっかり処理して完成です。 以前はどちらかと言えば明るめのカラーだったものを、今回はシックな色合いに変えました。 イメージがかなり変わりましたね! 以前よりも高級感と落ち着きが増したかと思います。 ウレタンクッション+ウェーヴィングベルトを交換したことで、ソファのシルエットがはっきりくっきりと映えています。 横からのフォルム。オリジナルのカバーの色も素敵でしたが、濃いグレーのこちら、重厚感が生まれました。光の具合によっても変化する色合い、魅力的ですね。 ソファがご自宅に戻ったときの記念撮影。美しいフローリングの床との対比が印象的です。 ぐっと大人びたインテリアに変身しました。丸みを帯びているようですっきりとしたラインがお部屋の空気を洗練されたものにしています。 今回のご依頼は、日本製のソファを日本製の生地で対応しました。輸入のソファも豪華ですが、こうしてみると日本製のソファにも「華」があることがわかります。 土台がしっかりしているため、カバーを張り替えて雰囲気が変わってもしっかり居間の大黒柱として君臨しています。 生地も、グレーなどのニュートラルカラーを選択しても決して地味になることはありません。 ファニチャーリペアテーブルでは、国産&輸入のソファの張替え、いずれも承っております。 ソファの状況によってベストな修理方法を提案させていただきます。ソファの張替えや修理をお考えの方は、ぜひお気軽にご相談ください!