ソファの座り心地は個人の好み。
柔らかめか固めを選ぶのかはお客様の嗜好がベースになります。
初めは座り心地が快適だったソファや椅子も年数がたつと、購入当時の座り心地が維持で
きなくなってきます。
数十キロの人の体を毎日支えているソファのクッションが劣化するのは否めません。
ご家庭で使用するソファは、ご家族の座る位置が偏る事も多いはず。
あるいは、テレビが見やすい位置や自宅で過ごす時間の長い人が座る場所は、より早くカバーやクッションに劣化が目立つようになるのです。
そこでお勧めしたいのが、ソファ全体の修理ではなく特に劣化が目立つ部分を重点的にケアする方法です。
これならば費用の点でもメリットがあるうえ、劣化していない部分を無駄にしないエコロジカルな方法になります。
とはいえ、修理する部分としない部分で違和感がないように仕上げるには技術力と経験がモノを言うのも事実。
今回、お預かりさせて頂いたのは花柄の素敵なソファクッションでした。
こちらのお客様からは過去に、同様の修理依頼をいただいておりました。 いずれも、座面が沈むようになったためクッション内部のスプリングとウレタンクッションを修理することで対応させて頂きました。 地織のカバーは厚みがあるためわかりにくいのですが、その下のクッションはこのように劣化しています。 中のスプリングは並列のポケットコイル。 長年の使用でコイル部分が寄れて偏ってしまってしまいました。 これでは座った時にかなり腰が沈んでしまい、健康上もよろしくありません。 という訳で、今回はクッション材として使われているスプリングをまずは交換致しました。 コイルもポケットから突き出てしまってますね^^ ということで、今回はこちらのスプリングに交換しました。 こちらはボンネルコイルというスプリングで、耐久性が比較的高めです。 周りのウレタンクッションの形状も崩れてしまった為、新しいウレタンで成型しなおしました。 綿で仕上げて完成です。 クッションカバーを被せ直して、ソファの本来の位置に戻すと…。 きれいに収まりました。これで快適に座っていただけます。 他の部分と違和感なくなじんでいます。 ソファの修理や張替えは問題が発生した場所にポイントをおいて修理することも可能です。 費用の点でもメリットがあるので、大事なソファを長く愛用したいと思えばこそのお客様のご要望です。 ソファの座り心地がちょっと気になる、ソファや椅子生地が傷んでしまって張り替えがそろそろ。 という方は、お気軽にファニチャーリペアテーブルにご相談ください。