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プフカピトーネ画像1

 

日本の富裕層が愛するソファのひとつに、「プフ・カピトーネ」というスツールがあります。

ボタンで締められたソファのカバーの美しさは無類で、空間の中で抜群の存在感を放ってくれます。プフ・カピトーネを生み出したブランドは、イタリアに本拠地があるデ・パドヴァです。

同社の歴史とともに、名品の詳細をご紹介したいと思います。

 

ブランド由来は輸入業にあり

プフカピトーネ画像2

 

プフ・カピトーネを生んだデ・パドヴァは、1950年代に輸入業者として創業しました。創業者は、フェルナンド・デ・パドヴァ。彼の名字がそのまま、企業名として定着しました。

イタリアに初めて、北欧家具を輸入した企業として知られています。イタリアのデザインとは異なる洗練を有したスカンジナビアの家具は、当時の家具業界にも大きな影響を与えることになりました。

 

デ・パドヴァ一族は、椅子についての独特の知見があり次々と新しい製品に目をつけてライセンスを獲得していきます。

1960年には、アメリカのデザイナーであったチャールズ・イームズの代表作「ワイヤー・チェア」に着目。さっそくチャールズ・イームズとジョージ・ネルソンのライセンスをハーマン・ミラー社から購入し、その製品をイタリアに売り込むようになりました。

 

他国性の企業から吸収したセンスがベースのデ・パドヴァ

プフカピトーネ画像33

 

イタリアのソファや家具のブランドは、イタリアの歴史の中で培われてきたセンスや技術をベースに発展したところが大半です。

ところがデ・パドヴァはまるで逆でした。

まずは、イタリア国外の高名なソファや家具の要素を吸収し、イタリアンブランドとして成長していったのです。

 

従来の企業とは異なる発想の相違は、デ・パドヴァにオリジナリティをもたらしたことは言うまでもありません。

とくに、ジョージ・ネルソンからは環境への順応性を、チャールズ・イームズからは空間における連続性を、ディテールの重要性はこれまたアメリカ生まれのアレクサンダー・ジラードから吸収したといわれているのです。

 

1970年代に入りようやく、イタリア人建築家とのコラボが開始します。

その先駆けとなったのはミラノのブルジョアジー出身のデザイナー、ヴィーコ・マジストレッティでした。彼は特に、オフィスにおける椅子や家具のデザインを得手としていたようです。

 

デ・パドヴァとしてのブランド力

他社からライセンスを購入しイタリア国内で販売するにとどまらず、デ・パドヴァはオリジナルブランドとしても急成長をしていきます。

 

イタリア人のヴィーコ・マジストレッティ、アキーレ・カスティリオーニ、ドイツ人のディーター・ラムスなど欧州のデザイン力もミックスし、大きなプロジェクトにも参加するようになります。

その代表例が、90年代後半に建築家レンツォ・ピアノとコラボしたパリのポンピドゥー・センターのカフェがあげられます。

また、ニューヨークのモーガン・ライブラリー、ミラノに本社を置く新聞社Il Sole 24Oreなどの内装も手掛けています。

 

こうした功績をたたえられて、創業時から同社を牽引してきたマッダレーナ・デ・パドヴァは、21世紀に入ってまもなく権威あるコンパッソ・ドーロ賞を受賞。

現在、デ・パドヴァは家具企業の大手ボッフィの傘下に入っていますが、その洗練されたスピリットは独自の成長を続けています。

 

デ・パドヴァの代表作プフ・カピトーネ

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デ・パドヴァは、ソファに主力を置くブランドでもあります。

その中でも白眉といわれているのが、プフ・カピトーネの名を持つスツールです。

2004年に登場して以来、世界中のセレブたちが愛するアイテムのひとつとなりました。

 

ファブリック、レザーいずれのカバーでもオーダーが可能の製品で、英国風の優雅を内包するデザインです。スクエアとラウンドタイプがあるため、部屋の大きさや雰囲気でフォルムは選択可能。

ボタンで締められたカバーを持つスツールとして、世界でも最も有名なものといって過言ではないでしょう。使用用途が幅広く、カジュアル感もフォーマル感にもマッチするのがこのスツールのすごいところかもしれません。ボタンの装飾が、スツールの上部だけではなくあらゆる面に施されているのが同社の商品の特徴です。

 

現在は、モンツァ郊外にあるカステッロ・ラグラヴィネーゼ・ストゥディオで制作されているプフ・カピトーネは、ベースとなる形状を熟練の職人が組み立てたあとに、ウレタンとカバーの部分を別の職人が手仕事で仕上げていきます。

 

 

 

その様子、以下のサイトでご覧になれます。

https://www.depadova.com/it/product/pouf-capitonne/

 

デ・パドヴァ、その他の人気のソファ

まるで貴婦人のようなと形容されるデ・パドヴァのソファ。その中でも特に人気のシリーズをご覧ください。

 

・EREI

2018年にデザイナー、エリーザ・オッシーノによって手掛けられたソファが「EREI」シリーズです。2019年、アーキプロダクツ・デザイン・アワーズも受賞した実力派のソファといってよいでしょう。

木製及びレザーの小物を組み合わせて、さまざまなシーンに柔軟になじむ魅力はまさに女性デザイナーの本領発揮といったところでしょうか。

デ・パドヴァの顔プフ・カピトーネのオマージュのように、ボタンの締めが用いられているのも素敵です。

 

EREIシリーズは以下のサイトからご覧ください。

https://www.depadova.com/it/product/erei-divano/

 

・Pillow

2004年に誕生した「Pillow」は、デ・パドヴァ社が初期からコラボしているヴィーコ・マジストレッティの代表作。円熟期に入ったマジストレッティの挑戦的とも入れるラインが特徴です。

外に向いた独特のライン、自由奔放にも見えるスタイルながら、クッションの配置が絶妙。まさに大人のための逸品といえるソファです。心許せる人とここ行くまでリラックスする時間、そんな空間にふさわしいソファといえるでしょう。

 

Pillowシリーズは、こちらのサイトからご覧になれます。

https://www.depadova.com/it/product/pillow/

 

・Alberta

2015年、フランス人フィルップ・ネグロによってデザインされたアームチェアが「アルベルタ」シリーズです。

抱擁してくれるような温かさが魅力のアルベルタは、どっしりとした背もたれの部分、無垢の木材を使用した脚部とのバランスが飄逸。読書や音楽鑑賞の時間を、この上なく優雅に過ごせるアームチェアです。幸福感がギュッと凝縮したコーナーを演出してくれます。

 

Albertaをご覧になりたい場合はこちらから。

https://www.depadova.com/it/product/albereta/

 

最期に

プフカピトーネ画像5

 

お行儀よく並んだボタンが難とも魅力的なプフ・カピトーネ。

そのスツールを生み出したデ・パドヴァは、まずはイタリア国外の家具の魅力を自社に取り込み発展したという特異な歴史を持っています。

北欧やアメリカなどのシンプルで機能的なデザインを、イタリアンデザインというフィルターにかけて究極の美だけを淘汰していったデ・パドヴァ。

その魅力は、代表作プフ・カピトーネにとどまりません。

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