椅子やソファーの郵送修理を依頼して頂く場合に、椅子やソファを一脚若しくは1体そのまま送って頂く場合もあります。
但し、椅子の張替えをするときは何処を張替えるかというと、座面や背もたれの合皮や本革若しくは布だけを張り替えます。
木部も同時に修理する場合は椅子を1脚そのままご郵送して頂くようになりますが、座面や背もたれだけを張り替えるのならば座面と背もたれだけを外して送って頂いた方が安く! なります!
どの程度の金額が違うかと言うと、
例えば一般的な椅子のサイズは木の枠も含めた場合、高さ75㎝×幅45㎝×奥行50㎝程です。
そうするとこの3辺のサイズの合計が170㎝。
ヤマト運輸の家財宅急便でこの170サイズを静岡~東京間を往復すると片道4,320円(税込み保険適用無しの場合)往復で8,640円
そして座面のクッションだけの場合の梱包サイズは厚み(高さ)9cm×横幅43cm×奥行45cmだった場合で合計が97cm。
こちらは通常の宅急便での郵送が可能なので、ヤマト運輸の100サイズで郵送した場合は、片道1,188円往復2,376円です。
ご自身で座面だけを椅子から取り外し、郵送して頂いた場合は6,200円以上特になります!
でも座面の取り外しなんてやった事ないし??
なんて思っている場合は椅子の座面の取り外し方法を書いてみましたので参考にしてみて下さいね。
それではダイニングチェアの取り外し方など見て行きましょう。
・座面の取り外し方法
こちらのスツールの写真は背もたれがありませんが、通常のダイニングチェアの座面でも同様です。
まずは椅子をクルッとひっくり返して裏側を除いてみます。 そうするとこのような状態です↓ 椅子をひっくり返すと座面クッションを、木の枠で支えているのが分かるかと思います。 そして赤丸の印が書いてあるところ、穴が開いていますがその穴にネジがハマっています。 この四本のネジで座面を止めていますので、この場合プラスドライバーで4本のネジを緩めると座面が取れます。 簡単ですね^^ ダイニングチェアも色々なタイプのものがありますので、座面の止め方も色々です。 ですが、ご自身で外せる範囲の製品であるとすれば基本的にプラスドライバーやマイナスドライバー若しくは六角レンチなどで簡単に外せるものも多いので、椅子座面や背もたれの張替え修理依頼の際の送料節約の為にトライしてみて下さい。 他には座面をこんな止め方がしてあるものも。 例えばこの背もたれ付きのカウンターチェア 座面を取り外したい場合には、椅子の裏側を確認すると・・・ 青丸の印の所、、ここの4か所のネジを緩めると座面だけが外れます。 そして次はこの椅子ですが、座面の裏側はこう言った感じになっています。 黒い不織布という布のカバーが裏側に止められているので、その布を四つ角部分だけ剥がしています。 この布はホチキス針の様なステープルという針で、木の部分に張り止められているのでそのステープル針を幾つか取ります。 そうするとネジで座面が止まっていてネジを取った後がこういった感じになっています。 この穴にネジが絞めてあり、座面が固定されていました。 ステープルを取る際にはマイナスドライバーやニッパーの先の部分を針と木枠の間にサクッと、気を傷付けない様に差し込み、テコの要領を使い1本1本抜いていきます。 ステープルという針はこれです 家庭で使うホチキスの針みたいですね。 反対にこの不織布を椅子に張る場合はステープルを椅子に打ちます。 ご家庭で行うのであれば、ホームセンターで簡易的なガンタッカーというのが売ってますので、ガンタッカーにステープル針をセットしてバンバンと打って張っていきます。 ホームセンターに売っている簡易的なガンタッカー↓ 幾つか座面の取り付けタイプを紹介しましたが、DIYなど好きな方であればそう苦労することなく椅子の座面や背もたれも外れますので是非TRYしてみて下さい。 そしてビスやボルトで木枠と座面が止まっているタイプなら、ご家庭に通常あるであろう六角レンチやドライバーなどで簡単に外れます。 工具が無ければお近くの100円ショップでも簡単に手に入りますよ。 ソファーの場合は座面だけを修理したい、という場合も御座います。 その場合ソファーの座面クッションだけが外れるタイプもあります。マジックテープでビリッと剥がすだけの作り、若しくはファスナーで座面とソファー本体が付いているタイプが御座います。 この様に、修理代金をお安くする方法が、お客様の状況などによって色々お手伝い出来る場合もあるので相談だけでも気軽にお声掛け下さい。