おはようございます☼ 今日ご紹介させて頂く家具の修理事例ですが、オーナー様が数十年使っていたというアンティークのチェストです。
ブランドなどは分からないのですが、アンティークのいい雰囲気が出ていました^^
そんなアンティークの棚ですが、表面は突板で造られていてその突板が剥がれてきてしまったという事でお直しのご依頼を頂きました。
それではまずは修理前のチェストの状態がこちらになります★
正面には観音開きの扉がついていて、チェストの上は何かの置台にも出来そうな感じです。 このアンティークチェストですが、天板の周りをよくみると一部突板が剥がれてしまっています。 木製のテーブルや棚などは突板と言って、合板材などの上に薄い木のシートを張って仕上げているものと、無垢材というどこまで削っても本物の木であるものとがあります。 今回のこのチェストに関しては、表面に薄い木のシートが張ってあり仕上げられているので、今回のこの剥がれを修理するためには、一度この劣化してしまった突板のシートを剥がします。 その後に新しい奇麗な木のシートの張り直しを行い、色を周りと合わせていく作業を行います。 こんな風に劣化してしまった部分の突板のシートを一度剥がし、新しいシートを貼っていきます。 これだけでは色も周りと合っていないので、ここから色合わせの作業に進んでいきます。 これが結構悩むところ^^ 周りの交換していない部分も経年などがあり、全ての部分の色が均一ではありません。 なので、ちょうどいい塩梅の色に仕上げなければいけないので、そのころ合いが難しいところです(;’∀’) どの色に仕上げていくのが一番違和感が無いかと、木に試し塗りをして思考中(;^_^ そして色が決まったら先程新しく張った突板のシートを塗装していきます。 今回は仕上がりの艶感なども考慮して少しオイルも含ませて仕上げていきました。 色を合わせながら、小口の部分なども奇麗にしていきたいと思います。 そして仕上がったチェストがこちらになります。 チェスト全体に違和感なく仕上げが出来たと思います^^ 剥がれていた突板のシートも奇麗になって、色も周りになじませることが出来たのではないでしょうか☆ 椅子やソファ、そして木製家具など家具の事に関するお悩みや修理など、お困りの際にはお気軽にご相談ください☆彡