こんにちは☼ 東京は快晴ですね! 椅子やソファの張替え修理やメンテナンスなどをご検討されている方は、是非、本ブログを参考にして頂けると幸いです^^
本日も椅子の張替えや修理事例をお届けさせて頂きたいと思います♬
今日ご紹介させて頂くのは、B&Bイタリアの椅子になります。
カウンターやダイニングなど、場所を選ばずに色々なシチュエーションで活躍してくれそうな椅子で、ARCADIA(アルカディア)とういうモデルになります。
今回お預かりさせて頂いたのは、接客業を行っている店舗様で、椅子をお客様の座るようとしてカウンターに配置していたようです。
早速修理前の椅子の状態をご覧ください。
赤と緑のペアの椅子が計5セットで10脚ありました。 既に生産がされていないというこちらの椅子でした。 全体的に革に黒ずみがあったり、脚の部分には傷や剥がれなどがあり革が全体的に傷んでいるのがハッキリと分かる状態でした。 背凭れの部分の革なのですが、角の部分からこのように穴が開いてしまったりひび割れてしまったりとしていました。 よく擦れる部分ですよね、エッジの部分は。 座面の革も同じような感じになっています。 接客用という事もあり、一般家庭と違い回転が速いので傷んでくるスピードもおのずと速くなってしまうかもしれないですね。 革全体も少し黒ずんでいるのが分かります。 皮脂や摩擦で汚れも蓄積していき、一度深く根付いた汚れや黒ずみなどは落とす事が難しくなってきてしまいますよ(-_-;) 今回の修理の方法としては一度全体的に革の張り替えを検討したのですが、予算が限られているということもあり 座るところと背凭れのレザーカバーを作成し、足元の傷などに関しましては塗装での修理をさせて頂く事となりました。 椅子はひっくり返すとこんな感じです。 少し特殊なレンチで分解する必要があるようです。 緑いろの椅子もこの様に同じ症状でした。 座る時に椅子を引いたりする際にも掴みやすい所ですものね(;^ω^) 早速椅子を持ち帰らせて頂いて、作業に入らせて頂きました。 色の感じは今までと変えたくないという事で、真っ赤なレザーを仕入れました。 この新しい革に型取りしたパターンを合わせてカットしていきます。 緑の新しい革も同様に型取り後に革の裁断作業です。 裁断した新しい革を縫製し、カバーを仕上げていきました。 悪くないと思います^^ ステッチの仕様は変更せずに、出来るだけカバーっぽくならない様に気を付けて仕様を決定しました。 足元の革も傷んでいた状態でしたが、下のビフォーアフターの写真の様に奇麗になりました★ 如何でしたでしょうか。 今回の様に、ソファや椅子も張り替えが出来ない状況の時には、別の方法で対応したりとする事の出来る場合もあります。 劣化してしまったソファや椅子でお困りの際には、お気軽に一度ご相談ください。