こんにちは☼ 当ブログでは、椅子やソファやテーブルなど脚物家具を中心とした、生地の張り替え・造作家具の受注制作・パーツ修理・木工塗装や皮革塗装など、日々の施工事例をお届けしております☆
家具の修理や張替えなどに関する疑問やご質問などありましたら、メールやお電話にてお気軽に声を掛けて頂ければと思います。
連休中にお時間があれば、家具のメンテナンスにも目を向けてみては如何でしょうか^^
それでは本日も施工事例をお届けできればと思います。
今日ご紹介させて頂く施工事例は、椅子の張替え修理事例となります。
お預かりさせて頂いたのは、フレームに無垢材を使った古いダイニングチェア。
かなり昔の物ということですが、まだまだフレームもしっかりとしていてこれからも出来れば使っていきたいということで、フレームの多少のガタツキや生地の張り替え、クッションのメンテナンスをさせて頂きました。
お預かりさせて頂いた椅子の張替え前の写真はこちらになります。
年数はかなり経っているという事でしたが、生地は確かに傷んでいたりしましたが、木部の部分もしっかりとしていて、張り替えなどのメンテンナンスをすることで、でまだまだ使っていただけそうです。 フレームに使われている無垢の木の風合いがとても素敵でした^^ 家具に使われる木の種類は幾つかありますが、その特徴というのを少し並べてみましたのでご興味ある方はこちらをどうぞ👇 【ウォールナット】 ウォールナットはマホガニーとチークに並んで世界三大銘木のひとつとされています。 クルミの木ですね。 ウォールナットは硬く、強度が強いというのが特徴で、加工の時も誤差が出にくいので、綺麗な仕上がりが期待できます。 高級感のある木目や重厚感などは他では味わえないかもしれないですね^^ 【オーク】 密度や強度が高いのがメリットですが、その分重量がありヨーロッパや日本では「ナラ」と呼ばれますが、ナラとオークは正確には同じ木ではないようですが、同種のものになります。 固くて強度の高いオークは、加重や衝撃には比較的強いですが木の密度が高い為、乾燥にはすこし弱いようです。 【チーク】 木製タールの油分(オイル)が含まれていて、水に強く、耐久性に優れ、腐りにくいという特徴があります。 伐採したばかりのものは、水分を多く含んでいて反りや割れが激しいのでオーブン(木材乾燥機)などを使い乾燥させて安定性を高めてから家具製品に使われる事が多いようです。 他にも家具に使われる木は沢山ありますが、今後またご紹介していきたいと思います^^ お預かりさせて頂いた椅子のほうですが、少し話がそれてしまったので張替え前の写真をもう一度。。 こちらは座面のクッションの交換と生地の張替えを進めていきました。 座面のクッションを椅子のフレームから外し、生地を剥がすとウレタンはこの様な状態でした。 やはり年数も経過しているので、ヘタリや痛みはありますね(-_-;) クッションはこの様に新しく作り直して、この上から張り替える新しい生地を張り込んでいきました。 張替えも終わり仕上がった椅子がこちらになります💺 お預かりした5脚全て張替えも完了して、無事ご納品させて頂きました。 古くなってしまった椅子やソファも張替えやメンテナンスで、奇麗に再生する事が出来ますので、まだまだ使っていきたいけど直せるのかな? 直す費用はどのくらいなのだろう? など、家具の修理や制作に関するお困りごとや疑問などありましたら、是非お声掛け下さい。
近年は海外のウォールナットの需要が高まっていて、日本の市場に出回りにくくなり、より高級木材としての地位が確立されてきた感があります。
色味が違うホワイトオーク・レッドオークなどの種類があり、どちらも家具用の木材として人気ですが、ホワイトオークは成長に100年かかることもあると言われるくらい貴重なので、高級家具として流通しています。
チークも世界三大銘木のひとつで、昔からある高級木材ですが現在は多くの地域で伐採が禁止されているので、日本でも入手しにくい素材です。