こんにちは☼ 本日もこちらのブログから椅子やソファの張替え事例をご紹介していきたいと思います。
今日ご紹介させて頂く張替え事例は、エコーネスのストレスレスチェアになります。
エコーネスは弊社でも数多くの施工実績がある椅子の一つです。
ダイニングチェアというよりは、お一人でゆったりと座れるパーソナルチェアタイプの椅子になります。
EKORNES(エコーネス)は古くからあるノルウェーの家具メーカーで、当初は家具やベッド用のマットレスの製造販売からスタートされたようですが、その後2年の歳月をかけて開発されたストレスレスチェアを発表し、背凭れに荷重するだけで自動的にリクライニングする機能は国際特許も取得しているとか。。
お客様からも「この椅子は座り心地がとても良いので、出来れば張り替えて使いたい」という声を良く聞きますので、長時間座っていても疲れないのでしょうね^^
世界50か国以上で、1000万台以上が販売されているようで知名度も高いのではないでしょうか♪
さてそんなエコーネスのストレスレスチェアなのですが、今回張替えをご相談頂いたのは、座り心地はよいのですが、椅子には当然生地が張られています。
その為、座れば座るほど生地は劣化してしまう為、その劣化した生地を張り替えて欲しいというご依頼でした。
ストレスレスチェアに使われている張地は本革。
その本革生地が劣化し、ひび割れてきてしまったために張替えを進めさせて頂きました。
張り替え前の椅子の状態はこちらになります。
こちら張替え前の椅子ですが、座面と背凭れの部分の革にはヨレやシワはありますが、傷や破れなどの損傷は見られません。 ただ、肘掛については御覧の通り革がひび割れてしまってもうすぐ破れてしまいそうな状態です。 座ると必ず肘を置く所ですし、こういった状態には比較的なりやすかもしれません(-_-;) 肘置きの革がこの様にひび割れて劣化してしまっています。 逆サイドの肘置きはというと。。 こちらも同じように少しひび割れがあり、片方の肘置きだけを張り替えるのであればもう片方も劣化が始まっているのが分かるし、どうせなら両方の肘掛を張替えたい。 という事で、両肘掛を張替えました。 椅子を工房に搬出させて頂いて、早速張替え作業を進めていきました。 アームの部分は椅子のフレームから取り外し、革の生地を剥がして、型出し後に革を裁断、そしてまた縫製し再度フレームに張っていきます。 そして肘掛のみ張替えが完了しました。 部分的に張り替えた場合は、張り替えない部分があるのでその張り替えない部分は多少なりとも使用感や劣化があります。 その為、部分張替えは100パーセント同様の質感や色味を再現する事は出来ません。 ただし、革のチョイスから色合わせまで、見た目に違和感の無いレベルまでは仕上げを行っているので、全ての椅子やソファが部分的に張替えが出来るものばかりではありませんが、椅子やソファ全体を張り替えるのにはコストが掛かりすぎるなどの場合は、一度お問合せ頂ければと思います。