今日は東京都港区H様から本革張りソファーの修理のご依頼を頂きましたので、そちらの修理事例のご紹介です。
国内ブランドの3シーターソファーに比べて、家も人の体も大きな海外ではソファーの作りもそれに合わせ椅子のワイドサイズが大きく、重厚感があります。
ソファーの痛み具合ですが、座面の革に破れが出てしまって背もたれなどは元々の色から比べて黒ずみなどによって色も変わっていましたので、修理の方法としては全てのパーツを張替え修理をしなくても修理可能と判断しましたので、痛んでしまった肘掛と座面の革を張替えて他の部分は皮革塗装の修理という方法を選択しました。
その方法によって修理することのメリットとしては、全体的に革を張替え修理するよりは使用する革のデシ数(革の大きさを測る数値)も抑えられる為に修理コストを抑えられます。
修理前の状態はこちらです。
椅子全般に言えることですが、座る部分の手前側が痛みが早く出てきたり生地が伸びやすかったりとします。
革が紫外線や乾燥によって、椅子に張られている革が割れてきたり破れたりとしますので、そうなる前に出来るメンテナンスと言うと、ソファーや椅子に使われている革の種類にもよりますが普段の乾拭きや、多すぎない頻度でのオイルメンテナンスなどですが革によってはオイルも革に馴染んでいかないものもあります。
その場合などは革を椅子やソファーからはがして、革の裏側からオイルをなじませてあげる。
なんて方法もありますが、その方法はご家庭では少し難しいかもしれません^^
さて今回のソファーの修理は座面や肘掛廻りの玉縁も合わせて復元し納品完了しました。
こちらが修理後の状態です。
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