東京都世田谷区のS様よりウイニングチェアの張替え修理のご相談を頂きました。
アンティークな雰囲気の書斎で愛用されている布張りの椅子でしたが、部屋の雰囲気に合わせて重厚感のあるアンティークな雰囲気を椅子で出したいとの事で、アンティーク調のこげ茶色の合皮を選ばれました。
椅子の形状も数多くありますが、ウイニングチェアとはどう言った物かと言いますと、背もたれが高く、背の上部の両側が、翼(ウイング)のように前方に出ているものを言います。
ウイング状の耳とも呼ばれるため「耳付き椅子」とも言われているものです。
個人的には像の耳にも見えたりしますが、「ウイング」部分がこの椅子の大きな特徴です。
ではまずお客様の張り替え前のお写真がこちらになりますが、表面の生地はファブリックで張られていてフチには玉縁(たまぶち)で縫いこまれていて、温かみも感じられる椅子でした。
布の色が白でしたので使用していれば汚れも目立ちますし、全体的な生地のヨレやウレタンの劣化もでてきて木のフレーム以外はほぼ交換といったところでしょうか。
今回素材を変えて合成皮革で新たに張替え修理を致しますが、どのようにイメージが変わるのでしょうか?
[張り替え後]
こげ茶色の合皮で張り替えをし、生地の時と違いご希望通りに重厚感が出たと思います。
中のウレタンクッションも交換したことにより座り心地も戻りましたよ。
納品時にお客様にご確認頂きましたが、修理前に考えていたイメージ通りと大満足して頂きました。
椅子やソファーはリビングなどの雰囲気を大きく変える家具の一つです、張替え修理前にしっかりと打ち合わせをさせて頂くことで修理前と修理後のイメージの違いを無くしていきます。
椅子やソファーの生地の張替え修理や木部の塗装修理などのご相談はファニチャーリペアテーブルまでお気軽にどうぞ。