こんにちは、師走の時期を皆さん如何お過ごしでしょうか、東京は今日・明日から寒くなりそうです!お体には気をつけて新しい年をお迎えください。
今日ご紹介する椅子の修理事例はダイニングチェアが1脚です。
こちらはお寺でお坊さんが使用される椅子で、木部のフレームに座面は合皮生地で張られていました。
木部はピッカッピカの状態です! が座面の合皮部分はポロポロ ベタベタと剥がれが生じてしまっていました。 椅子張りに限らず合皮生地のメリットとしては、厚みや風合いやツヤ感などが一定で価格も安価なものも選べます。 その上飲みこぼしなどのお手入れが楽な一面もあり、色落ちというのも少ないと思います。 デメリットを挙げるとすれば、合皮素材には塩化ビニールやポリウレタン樹脂のものなどありますが 本革に比べると寿命が短く、ベタつきや剥がれ又は硬化などが起こってくることでしょうか。 しかし店舗椅子や値段を抑えて張替えたいオーダーしたいなどの場合にはとても有効な素材です。 加えて、カラーや柄のバリエーションも豊富にあります。 しかし、今回お客様は本革の耐久性と風合いを求めて本革への張替えをご希望されました。 やはり合皮にはない本革の雰囲気と耐久性はお勧めできます。 その本革で修理された椅子がこちらです。 椅子の座面の縫製はグルッと周りにマチが付いて、シングルステッチでの仕上げになっています。 ウレタンクッションの多少の沈みもあったので、クッション性も戻しています。 クッションに関して硬度や密度など、硬さの調整も可能です。 新年を綺麗な椅子で過ごしていただく為に、年末のこの時期にお引渡しが間に合って良かったです。 椅子やソファーの張替修理やオーダー製作はファニチャーリペアテーブルまでどうぞ。