こんにちは、今日は当店ではもうお馴染みのカッシーナのキャブチェアの修理事例のご紹介です。
ご紹介する椅子は413のアームチェア、長年の使用で革のシミの除去が難しく色を変えての皮革塗装での修理となりました。
修理前の状態です。
ナチュラルカラーの本革のために椅子全体にシミが余計に目立ってしまっていて、他に数脚お持ちの下の写真にある412CABチェアと同じ色に変えたいとのご希望を頂きました。 修理する椅子もしない椅子も全て同じフロアで使用するため、色がチグハグでは統一感が出ないので向って左側の412のキャブチェアに合わせて413も塗装にて色変えです。 「えっ?革って塗装できるの?」というご質問をたまに頂きますが、市販されて商品となっている革は殆どの場合塗装によって色付けされていたり、原皮の状態では残っていた傷が修正されていたりとします。 その為、本革椅子やソファーの修理の場合も塗装の技術は同様に活かされます。 こういった、革の断面も新品の段階では綺麗に処理されていたのですが、使用と共に傷んできて割れてきたりと荒れてきます。 この様な細かい箇所も合わせて修理致します。 修理後は椅子がこの様になりました。 もう一度、修理前はこうでした。 色もしっかりと合わせることができて、フロアに統一感が出てくれると思います。 この様にその時の椅子やソファーの状態に合わせて、幾つかの修理方法が御座いますので素材を問わず椅子の修理の事はファニチャーリペアテーブルまでお問い合わせください。