本革ソファーの傷や黒ずみや汚れ、又は変色など皆様どのようにメンテナンスされていますか?
ここでご紹介する修理の事例は、そんな本革ソファーの修理事例です。
設置場所は某有名ビールメーカーのレストランで、レストランに設置されている本革のベンチソファーの修理事例です。
飲食店舗のボックスソファーなどは合皮の張り生地のものをよく見かけますが、ここは全て本革仕様のソファーでした。1階と2階を合わせると合計45mのロングなソファーです。
長いです。この写真は全長の大凡4分の1、カメラに全体は収まりきりませんでした^^ よく見ると、革の表面が黒ずんでいたり小キズがあったりとそろそろメンテナンスが必要な時期に入ってきたようです。 一旦全てのソファーを土台から取り外し、皮革塗料にて塗装メンテナンスを行いました。 ソファーを外すとこの様な光景に。。 なんにも無くなってしまいました。。 ソファーを支える土台はガッチリとしたアイアンフレームでしたので、まず壊れることはなかなか無さそうです。 塗装修理の他に、糸のほつれ箇所も幾つかあり再縫製が必要でしたが、今回は革を手縫いにて現場で再縫製をしました。 こんな感じで数個のソファーに解れがあって、糸が通る針穴はしっかりと生きていたので手縫い針と糸を持ち込んで手縫い処理。 一つ一つの針穴にしっかりと糸を通して行きます。 椅子やソファーの製造や修理過程で現在手縫いが使用される事はもうないと思いますが、どちらがどうという話をすると手縫いで縫ったものの方が強度はありますが、この様な修理以外で手縫いが使用されることはまず無さそうですね^^ これが途中まで修理を終えたソファーです。 右側がメンテナンス後、左側がメンテナンス前と黒ずみなどしっかりと無くなり綺麗な状態になりました。 続いて全部の革ソファーも修理を終えて、再設置。 荒れていた革の表面もスムースで綺麗な状態になって、手触りもかなり落ち着いてツルツル状態に出来ました。 本革生地は合皮に比べて高価で長持ちです。 ですがその分、張替え修理となるとそれなりの金額になってしまいますが、大きすぎる破れた部分などが無ければ塗装メンテナンスによって、本革ソファーや椅子の修理費用を少なくできます。 その様な事でお困りの際には無料の出張相談も行っておりますので、お気軽にお問い合わせ下さい。