こんにちは☼ 今日は横浜市中区の椅子オーナー様からご依頼頂きました、お仕事で使用されているというパーソナルチェアの張替え修理事例のご紹介をさせて頂きます。
ブラックカラーのシックな合皮素材が張られた椅子、合皮が硬化してきて生地表面が割れてきてしまい破れになってしまったとの事でした。
修理前の椅子の状態です。
わかりますか?肘掛の生地の表面が割れてきてしまっていると思います。ビニールレザーなどは布の上にウレタン樹脂などが加工されているため、年数が経過していったり使用環境などの影響で表面の加工が傷んできます。 肘掛や座面などは特に普段から摩擦や荷重が多く掛かる箇所なので、比較的痛みが最初にやってくる箇所なのだと思います。 今回はオーナー様のご希望により、現状は合皮の素材のものを本革へ張替えしたいとの事でした。 色は同じダーク系のブラックで、ウレタンクッションも購入当初よりもヘタって来ているように感じるとのことでウレタンクッションも修正のご希望でした。 今回使用した革は、黒のシュリンクレザー、天然の革は動物のシワや血筋などが素材表面にそのまま見えて来るなど自然の状態がそのまま残っているのも革の良いところかと、個人的には思っているのですが、そのシワを天然の革に機械で型押して表現したものがシュリンクレザーです。 全体的に張替え修理も完了し、ご納品時のお写真がこちらになります。 なかなか写真では伝えきれない部分もあるのですが(撮影技術が未熟なため^^)最近の合皮はとても良く出来ていて一見すると本革とは見分けが付かないような場合もありますが、それでもやはり合皮から本革に変わると肌触りや重厚感など感じられる印象も違ってきてました。 椅子やソファーの張替え修理の際には、張り生地を合皮から布へ、合皮から本革へ、金額を押さえたい場合などは本革から合皮へなど、いくつかの選択肢がありますので、椅子やソファーの修理等でお困りの際には、一度ご相談お待ちしております。