こんにちは、今日は椅子の修理事例のご紹介をさせて頂きます。簡単なパーツの交換や張替えなどはご自宅でのDIYや革の手入れなど出来ると思いますので、少しでも参考になればとは思います。
今日はフレームが木製のダイニングチェア。こちらになります。
こちら座面は本革張りの椅子で、使用年数は40年弱とのことでお伺いしましたが修理をするとまだまだ使って頂けると思います。 この椅子は何が問題なのかというと、3点あって一つは座面の革の劣化、これはまた本革で張替えて対応させて頂きます。 2つ目は座面は張替えて、生地が綺麗になったとしても肝心のクッション部分がかなり凹んでしまっています。30年以上使用しているということで、ウレタンクッションも傷んでいるはずなのでウレタンクッションも交換し、座面の凹みはクッション下のベルトを交換することで改善されると思います。 そして3つ目は背もたれ部分の木部と接合部が外れてしまって、そこの修理になります。 まずは、座面の様子からご紹介していきますね! 椅子をひっくり返し、座面の裏にある生地を剥がして表面の革を剥がしてみるとこのような状態に。。 ウレタンポロポロ、真ん中ドッスン状態が伺えます。 そしてこのウレタンクッションを更に剥がすと↓ ベルトが荷重に耐え切れ無くなったのか経年によってなのかはわかりませんが、端から切れてしまったみたいです。 これではウレタンクッションをいくら新しくしても、椅子としては機能しなくなってしまいます。 そこでまずは、このベルトを外してしまって新しい物に交換です。 完全にフレームだけの状態になりました。。 ベルトをバンバン木に留めていきます。 バッチリです! そして次はこの上に新しいウレタンクッションを敷いていきます。 これで綺麗になりました、あとは裁断した革をもう一度この座面に張っていきます。 各工程にちょっとしたコツや経験は必要ですが、お時間があればご自宅でご自身の椅子を張替えや修理してみるのもなかなか楽しいと思いますよ^^