こんにちは、今日はギターを弾く時に使用されているというスツールとしても使用できる、椅子の張替え修理事例をご紹介させて頂きます。
張替え前の椅子の生地は、コーデュロイのような少し光沢のある布。 こちらの布がスレや変色を起こしてしまいそろそろ張り替えたいとのご希望を頂きました。
張り替え修理前のようすはこちらになります。
座面の真ん中あたりの布の色が極端に薄れてきてしまっているのが分かると思いますが、長い年数座っていると自ずと摩擦が一番おきる場所なので、仕方のない事だと思います。 椅子は座面のクッション部分だけを取り外しができる仕様になっているので、こちらの椅子を工場に持ち帰り、座面部分を取り外して生地を交換します。 ここで注意する点は、布と革とでは生地の厚みが大きく変わるので、このようなはめ込み式の椅子やソファーの場合には、はめ込む木枠の大きさとの寸法をどのように調整するかを計算しないと、生地を張替えていざクッション部分を椅子に戻そうとした時に「あれっ、入らない!」なんて事になる可能性もありますよ^^ ご自分でDIYにて椅子を張替えようとされる時には、そのあたりの方法を注意されるとよいと思います。 張替えが完了した椅子の様子がこちらになります。 革の色も本体と合うように、しっかりと染色しました。 猫脚のフレームも雰囲気を引き立てていて、やはり木と革って相性抜群だと思います^^ 修理をお手伝いさせていただいたこちらの椅子で、これから素敵な曲を気持ちよく弾いていただけたらと思います^^