こんばんは、椅子やソファーのクッションの沈み込みやヘタリなどで、ご相談があった場合は交換修理が出来るのですが、取り替え修理するときにクッションを固め、又は柔らかめなどの硬さを調整することが出来ます。
今日は、そんな時にどの様に調整するのかということを、少しだけご紹介させて頂きますね^^
椅子とソファーのクッションには、基本的というか一般的にどの程度の硬さが好まれるという硬さはあるのですが、購入時にその硬さや柔らかさがあまり好みではないという場合もあると思いますので、張替え修理の時はもちろん、張替えをしない場合でもクッションだけの交換なども出来ます。
そしてクッションの種類や硬度もかなりの種類があり、選び出すとキリがないほどの数になってしまいます^^
まずは椅子のクッションを大きく分けると、フェザーという「鳥の羽根」をつかったふわっとしたクッション。
これはサイズの大きなものになると、体が包み込まれるような感じで置きクッションやソファークッションなどに使われる場合が多いです。押すと簡単に潰れて、手を離すと沈みが戻ってくるような柔らかいクッションがそうです^^
そしてもう一つは、ウレタンのクッション。
これは経験上ですが、8割型の椅子やソファーはクッション部分がウレタンクッションで作られているかと思います。
ダイニングチェアなどはウレタンクッションが生地の下に入っています。
フェザークッションでの硬さの調整も交換も可能なのですが、あまり汎用性が高くないので今回はウレタンクッションの方をご紹介させて頂きます。
下の写真がありますが、これがウレタンクッションの断面写真です。
白いクッションとその下のクッションと2層になっているのが分かるかと思いますが、種類の違う下の層のウレタンクッションと上の層の白いウレタンクッションを重ねて、その重ねる割合で硬さの調整が出来ます。 下の層のウレタンクッションは、硬い「チップウレタン」というクッションになり、このチップウレタンの厚みを増すことで、椅子やソファーなどに座った時にクッションが固く感じてきますが、逆にチップウレタンの厚みを薄くし、上の白いウレタンの割合を増やすことで柔らかいクッションに仕上がっていくことになります。 そして白いウレタンクッションにも青いチップウレタンにも、それぞれ密度や硬度の違う、硬さの種類がいくつもあり、白いウレタンクッション1枚でソファーなどのクッションが仕上がっている場合も多くあります。 因みに厚みの割合をいろいろ変えてみた場合、下の写真のようになります。 白いウレタンクッションの密度が少ない、硬度が柔らかいもの一枚で椅子などに薄く敷いてしまうと 椅子の板にお尻が直接当たっているような感覚で、底付き感が出てしまうかもしれないので、DIYなどで椅子やソファーのクッションを交換しようとする場合は、そういったところに注意して交換されると良いかと思います^^ このように張替えや特注品を制作する場合は、硬さの調整も可能ですのでご参考にして頂けると良いかと思います。