おはようございます☼ 今日は木製テーブルの天板修理を作業中でしたので、その様子を少しお伝えさせて頂きたいと思います。
木部のシミや傷や欠け、そして変色等を修理する際にはほぼ塗装修理やパテ埋めなどでの修理を行います。
今回修理しているテーブルの天板も使用20年弱で、表面の傷などが目立ち出したので天板を一度研磨し、その後再塗装にコーティングという流れで修理を行いました。
その作業の中で、仕上がりに大きく影響を与えるが初めの段階で行う研磨作業なのですが、木のテーブルやソファーや椅子に使用されている木の表面は、突き板や無垢材があり、その違いによって作業に掛かる手間や内容も変わってくるんです。
突き板とは、合板材の上に薄い木のシートが貼ってあるもので、研磨作業を行うときに厚く研磨することが出来ません。
研磨が合板材まで届いてしまうと、木のシートが無くなってしまうので、木目が消えてしまうので、かなり気を使う作業です^^
今回もその突き板が張られている天板だったので、慎重に慎重に。。
研磨途中の写真がこちらになります。
濃い茶色い部分がもともとの塗装部分。 薄く出ているのが表面が削られた突き板のシートです。 まだまだ研磨途中の状態ですが、根気よく少~しづつ削っていきます^^ これは概ねいいところまで研磨していった写真になり、まだまだ粗があるのでここから更に研磨の仕上げが必要ですね^^ 研磨の仕上げ後には塗装をかけていき、乾燥期間を設けたあとコーティング処理をしていきます。 塗装後は表面も綺麗な状態になってきました。 塗装も一度で決める場合もあれば、製品の状態や仕上がりをどのようにするかによって数回塗布するときもあるので、そのあたりは職人さんの経験と知識が必要になってきます。 今回はテーブルの天板塗装の内容を少しお伝えさせていただきましたが、ソファーや椅子の木部の塗装なども基本的には同じ工程を踏んでいき、その中で仕上げ剤や塗料や研磨器具などを変えていき修理していきます。 椅子やソファー、又はテーブルや建具など木部の修理も承っていますので、ご相談はお気軽にどうぞ ^^