本革素材や合成皮革。椅子やソファーの張り生地には良く使われますが、傷む前のケアや痛んでしまってからの修理方法はどうしたらいいだろう? そんなお声も良く聞きます。 こちらの事例はダイニングチェアの座る所が本革の生地で張り込みされているタイプの椅子です。天然皮革はとても長持ちして、通気性もあり座り心地も良く見た目にも高級感がある素材。ただし日頃のケアが必要です。使用頻度や椅子が置かれている場所などにも寄りますが1か月に1度くらいはサラッと乾拭きしてあげて、3か月から6か月くらいのスパンでオイルで軽くケアしてあげると良いでしょう。
革はとても長持ちのする素材なので、出来る限り日ごろからのケアを行って是非とも長~い期間使用してください。
但しクリーナーやオイルなどは革によって合う合わないがあり、シミになってしまったりとするものもあるので、一度座る所の裏側などで少し試してみてからの方が良いですよ。
さてこちらの椅子は座る所の天然皮革が傷や禿げでガサガサしてしまってます。皮革の表面塗装も完全に剥げたり割れたりしてしまった様です。革のヒビワレが亀の甲羅みたいになってしまいました。
こういった本革素材の椅子やソファーの修理をする場合、選択する修理方法は革表面の傷やガサガサや色などを塗装で修理する方法と、革を交換する張替え修理の2つがありますが、革の面積が大きい様なソファーなどの場合は塗装修理の方が安く済む場合もありますが、今回は椅子なので修理面積も少なく使う革の量も少なくて済みますので新しい革への張替え修理で直しました。
- 修理依頼エリア・修理方法・修理工賃
- 東京都目黒区・椅子座面の張替えとウレタンクッションの交換・4,000円
張替え修理をした状態 元々あった縫製部分も無くしたので修理価格も抑えています。 ウレタンクッションは新たに交換してますので、座った感触もかなり良く感じて貰えるでしょう。 万が一こういった状態になってしまった場合には、修理費用を抑えての修理方法などもありますので イスやソファーや木部の修理相談はファニチャーリペアテーブルまでお気軽にどうぞ。