サイズの大きなソファは、部屋の中で占める割合が高くなるため、色によって部屋ががらりと変わります。そのため、ソファの張替えをすると部屋全体がリフレッシュできるのをご存知でしょうか。
今回、ソファの張替えのご用命をいただいたソファは、お客様が以前オーダーで造られたものです。
オットマンと呼ばれる足を乗せるソファが付随した贅沢なタイプです。
白に近い布地がカバーになっている張替え前のソファ、膨張色のためか実際よりも大きく見える視覚効果があります。
今回のソファの張替えに使用したのはこちら。
サンゲツUP141
とてもシックなドット柄です。白に近いカバーで醸し出していた冗長した感じも、これで解決できるはず!
それでは、まずはお客様のところから引き取ったときのソファ、張替え前の状態をご覧いただきましょう。
付属のオットマンはこちらです。 やはり、なんとなく薄汚れた感じは否めません。 お客様が選択されたサンゲツのドット柄の生地を、ソファのパターンに合わせて裁断します。 裁断した布地。ソファが大型で生地の厚みもあるため、裁断後の生地にもボリュームがあります。 そして裁断した生地を縫製していきます。 この生地の布の重みというか上質感が、画像からもご覧いただけると思います。 そして、完成です。 オットマンの部分もすっきりと仕上がりました。 ご覧いただけば一目瞭然ですが、ビフォーの布地のちょっと緩んだ感じも、張替えによってピシッと張りが出ています。 ソファ自体のフォルムが生まれ変わったように見えますね。 ビフォー・アフター、張替え前/張替え後もご覧ください。 黒を基調にしたドット柄ですので、以前よりもかなりコンパクトにまとまった感じもあります。汚れも目立ちにくくなりました。部屋全体が、新築のそれのようにぐっと引き締まります。 シックな色合いですので、四季折々のインテリアの変化にも問題なくマッチさせることが可能。白のカバーを使用していた時のインテリアも、特に違和感なくなじむと思います。 ベーシックなホワイトのソファは、購入当時はその清潔感で気分も高揚します。ところが、汚れが目立ち始めると、日常的に目にするのもイヤになるほどそればかりが気になるようになります。 ソファ本体は、質が良ければ長年にわたって愛用可能です。しかし、カバーの部分は消耗品と心得て、思い切って張替えをするのが得策。気になり始めたら、躊躇しないで専門の業者に相談してみてください。見積もりはもちろん、張替え用の生地についてもプロの視線からアドバイスを提供させていただきます。