ドイツのソファブランドとしては筆頭格のヒモラ。
座り心地のよさをサイエンスの分野から追及し、ついにはデザイン性も極めたという、いかにもドイツらしい特徴を持つブランドです。この質実剛健のスピリットは、日本でも大人気。
今日の張り替え事例は、ヒモラのタングラムです。
タングラムは、シートの高さの選択ができたり、部屋に合わせてさまざまな組み合わせが可能なことで、ヒモラの中でも人気のライン。
今回のお客様もヒモラの実用性をことのほか愛されており、ゆえに座面の劣化がひどくなったための修理です。
まずは、張り替え前のソファをご覧ください。
常套ですが、人とソファが最も接触する座面の劣化はごく自然な現象なのです。 ここまで劣化すると、革がぼろぼろとはがれてソファの劣化もさることながら、こぼれて落ちる革表面のカスなど周辺のお掃除も大変なことに。 というわけで、座面については文句なしに革の張替えで対応です。 理想をいえば、ソファ全体の革の張替えがよろしいのですが、背中の部分の革は年月とともに醸し出された風合いはあるものの、特に大きな破れや劣化は目立ちません。 そのため、全体の汚れを落とすクリーニングを施し、色落ちが目立つ肘かけの部分は塗装修理で対応することになりました。 その肘掛けの部分は、こちらです。 全体のコストや革の状態なども考慮し、塗装修理で肘掛部分は対応します。 塗装したアーム部分が全体から浮いてしまわないよう、革と同じ色の塗料を作成して丁寧に施工していきます。 塗装を施した後の肘掛け部分。いかがでしょう?違和感なく革の風合いと一体化しています。 座面以外の部分もクリーニングをし、修理後はこのように変身しました。古い革の味わいと張り替えた新しい革、色の相違は見られませんね。 これで、お客様も気持ちよくご愛用のソファを心おきなくご使用になれます。 ソファは家具の中でも大きな製品で、家の家具の中心にあり、日常的に使用する家具だけに、劣化が目立ち始めるとまず人目を気にするよりも使っている家族のストレスにもなります。 来客用ではなく、家族が普段使用するソファに関しては、外観ももちろん大事ですが使い勝手が良いことが最優先されます。 そのため、今回のように実用的で実践的な修理もあるので。 負担がかかる座面の部分は張り替えて、その他の部分は塗装やクリーニングで対応するというケースです。 カバーがすべて革製である場合は、張替えに悩むお客様も少なくないと思います。しかし、そこはプロにおまかせを。 張替え以外にも、さまざまな技術でソファを美しくよみがえらせることが可能なのです。 まずは、悩まれる前にファニチャーリペアテーブルにご相談ください。 修理方法から見積もりにいたるまで、丁寧に対応させて頂きます!