ノルウェー・エルコーヤラ社のシエスタの椅子です。この椅子は本来ソファーみたいなフカフカした座り心地です。それも年数をかなり使用したのでクッションも沈んでしまって革も割れて黒ずんで剥がれてしまったり、傷みが酷く座面の角も破れてしまってました。
本革は程度なオイル量があると良いので、乾きすぎは痛みを速めてしまう原因です。 革が割れてウロコのようにボロボロと剥がれてしまってます。アニリン系の革で染料だけで色付けされ、表面が塗装による着色がされていない革が元々使われていたかと思いますが、こういった革は皮革の表面からオイルが入りやすいのでオイルケアを新品の時から行っていくと、ケアを何もしないより痛みのスピードが遅いと思います。 ただ、こういった本革はオイルが革に入っていき易い分、シミなどにもなりやすいのでケア商品などは革との相性もあるのでお気を付けください。 肝心の修理ですが、さすがにこの座面の革の状態を、皮革塗装の修理で修理は出来ませんので張り替え修理をしました。 修理前の状態です。 修理後の状態 オイルスムースレザーを使い張替え修理を行い、クッションの補充も行いました。 皮革素材のソファーや椅子は張替え修理と塗装修理が行えますよ。