そろそろソファカバーの張替えかなと思ったら、悩むのが新しい生地をどんな生地にしようかな。。 なんてお悩みが出てくるかと思います。 オリジナルに忠実に、今のソファや椅子と似たようなものを選ぶのが無難ですが、雰囲気をがらりと変えるために、まったく違うタイプを選ぶのもとても楽しいものです。 特に海外で生産されるファブリックは、歴史や技術を感じさせてくれる質の高いものや、日本ではなかなかお目にかかれないファンタジーに富んだものや日本とは発色の違いもある為、サンプルを見ているだけでワクワクしてくる方も多いのではないでしょうか。 今日はそんなソファや椅子用の輸入生地についてご紹介していきたいと思います。 ソファや椅子の張替え用のファブリックを選ぶ場合には、国産のものでも選びきれないほどの種類があります。 素材や質感、色や模様もまさによりどりみどりといったところです。 メイド・イン・ジャパンの生地はもちろん安心感がありますし、値段も輸入生地に比べて安価に買える場合も多いです。 しかし少し冒険がしたい、他にはなかなか見ない生地で張り替えたい、などど考えた場合には、海外の生地にも目を向けてみましょう。 欧米で生産される生地は、それぞれのお国柄を反映しているものも多く、見ているだけでも楽しいものです。 イタリアやイギリスの生地は、歴史や伝統を感じさせる荘重なものが目立ちます。 もちろん、近年のブランドが販売するモダンなタイプも見逃せません。 英国製の生地としては、クラシカルな植物の意匠などは不動の人気を誇ります。 フランスやスペインの南欧のものは、コケティッシュであったりアラブを感じさせたりと個性的なものが多いようです。 北欧のファブリックはシンプリシティの中にも軽やかさがある色遣いが目立ち、アメリカのものになると、カントリー調のものも目にすることができます。 もちろん、一概にその国の特徴というものがあるわけではありませんが、風土を反映した色遣いや意匠は興味深いものがあります。 ソファは体積が大きい家具であるため、あまり選ぶ生地で冒険をしすぎると、お部屋のイメージとは合わなかった、思った感じと違った、などカバーを張り替える場合には無難な生地を選びがちです。 もちろん、飽きがこないという点においてはニュートラルカラーのカバーを選ぶのは正解かも知れません。 インテリアの小物でいかようにも雰囲気を変えることはできます。 しかし、ソファや椅子のカバーは年月とともに劣化していく消耗品。 生活を変えたいなと思ったときには、思い切ってソファのカバーもこれまでとは違った雰囲気のものを選ぶのも悪くありません。 特に質の良い輸入物の生地は、無地であっても質感が異なったり地織が美しかったりと、うれしい発見も多いものです。 サンプル記事を見たときは「ちょっと派手かな」と思っても、発色の美しい生地であれば案外日本の家屋にも馴染み、部屋の中でもポイントカラーとなってくれます。 いずれまた張り替えなくてはならないカバーですから、思い切って海外の素敵な生地を取り寄せて張り替えるという選択も粋ですね。 それでは具体的に、海外の生地を扱うブランドにはどのようなものがあるのでしょうか。 アパレルブランドとして有名なイタリアの「アルマーニ」「ラルフローレン」「クリスチャン・ラクロワ」「ジャンポール・ゴルチエ」では、ソファの張替えに使用できる生地の販売も行っています。 アパレルと同様、アルマーニはクールなカラーがウリですし、ラルフローレンはアメリカらしいカラフルな色合いと柄で人気があります。 ラクロワやゴルチエは、まるでパリコレクションを見ているようなは個性的な色遣い。 これまたコケティッシュな魅力があるのです。 また、タイシルクの高級ブランドとしても有名な「ジム・トンプソン」もソファのカバーとなる生地を販売しています。 こちらはエキゾチックな雰囲気ながら、タイ王室御用達のタイトルはさすがの重み。格調の高さが感じられます。 アパレルでも名前が知られたブランドならば、生地を選ぶ時にもイメージがつかみやすいというメリットがあるかもしれませんね。 参照元 ・アルマーニ http://www.isuisu.jp/shopbrand/armanicasa/ ・ラルフローレン http://www.isuisu.jp/shopbrand/ralphlaurenhome/ ・クリスチャン・ラクロワ http://www.isuisu.jp/shopbrand/christianlacroix/ ・ジャンポール・ゴルチエ http://www.isuisu.jp/shopbrand/jeanpaulgaultier/ ・ジム・トンプソン http://www.isuisu.jp/shopbrand/jimthompson/ 女性に根強い人気のある植物をデザインした生地。優美さとともに生命力も感じる植物の柄を得手とするブランドにはイギリスの「ウィリアム・モリス」や「サンダーソン」などが有名です。 貴族の邸を思わせる高雅なデザインで不変の人気を誇っています。 同じ植物柄でも、スウェーデンの「シナマーク」になるとポップなイメージになってきます。欧州の建物は概して誕生が高いため、大ぶりの柄のカバーはスッキリと収まります。 日本の家屋も、スペースに余裕がある場所にはこうした大柄を持ってくると格調の高さを演出できます。 いっぽう、柄が小さくなると少し存在感が低下し他のインテリアと合わせやすくなるかもしれません。 参照元 ・ウィリアム・モリス http://www.isuisu.jp/shopbrand/williammorris/ ・サンダーソン http://www.isuisu.jp/shopbrand/sanderson/ ・シナマーク http://www.isuisu.jp/shopbrand/kinnamark/ ソファのカバーを柄物にするときに比較的選びやすいのが幾何学模様です。幾何学模様も、柄の大きなものと小さなものではかなりイメージが異なってきますが、無地以外の選択をする場合には花柄などに比べるとハードルが低くなります。 各ブランドでも比較的よく目にする幾何学模様、元をたどるとアラブの人たちが愛用した絨毯の柄が発祥といわれています。 たとえばアラブとの文化が交錯したスペインのブランド「アルハンブラ」などは、多様性を感じる幾何学模様が展開されます。 また近年人気が高まっているフランスの「カサマンス」の幾何学模様は、シャープながらアヴァンギャルドな色遣いが特徴です。 イギリスの「ゾファニー」も、伝統的なデザインの柄のほかにモダンでシャープな幾何学模様を数多く展開していてそのシックな色合いはまさに端正な英国紳士といった趣です。 幾何学模様以外にストライプも人気のあるデザインです。縞の太さによって雰囲気が変わりますが、都会的な雰囲気が演出できるところが人気の要因かもしれません。 参照元 ・アルハンブラ http://www.isuisu.jp/shopbrand/alhambra_c/ ・カサマンス http://www.isuisu.jp/shopbrand/casamance/ ・ゾファニー http://www.isuisu.jp/shopbrand/zoffany/ 海外から輸入するファブリックは、輸送などの手間も考えると国内メーカーの生地に比べて高額になりがちなのは否めません。 値段については上を見ればきりがないといったところでしょうか。 最も安価なタイプで、通常は1メートルあたり4000円弱、英国の人気ブランドの生地になると1メートルあたりの価格は15000円を超えるのが普通になってきます。 もちろん、ソファのカバーは数m単位で必要になってきます。気になる輸入物の生地がある場合には、まずカバーの張替えを依頼する業者に相談してみるのが良いかも知れません。 サンプルの生地をみて「素敵!」と思っても、輸入物となると実際の質感やソファのカバーとなった時のイメージがわきにくいこともありますね。 そんなときも、数えきれないほどのソファを手掛けてきた専門の業者やインテリアコーディネーターなどに相談するとさまざまなことを決断するアドバイスを得ることができるかと思います。 輸入の生地は、今回ご紹介したもの以外のブランドでも素敵なものがたくさん存在しています。 今回紹介したものしていないもの、輸入生地メーカーの在庫や取り扱い、取り扱いのあるなしがありますので、気になる生地がある場合はまずはお問合せ下さい。 実際に生地を手に取り触ってみたいなどの場合は、ショールームのご案内も可能で御座いますので、お気軽にお声掛け下さい。