こんにちは、今日の東京は久々の雨です。大雨ではないので、この乾燥する季節に良い水分補給と捉えて頑張ります^^
今日ご紹介するソファーの修理事例は、リビングのメイン家具とも言えるような大きな5人がけのソファーです。
本革の張り生地のものでしたが、長年の使用で破れていたり革の表面が割れていたりと劣化が進んでいましたので張替え修理となりました。
ずっと使ってきたソファーだったのですが、座面のステッチデザインの箇所から破れが出てきています。 ステッチデザインは革のパーツを細かく分けて作れるので、製作段階のコストの削減には良いのですが 座面などはステッチに負担が掛かることで破れや解れなど起こる場合があります。 オーナーさんの考えでは出来ればソファーを直したいとのことだったのですが、ソファー全体を本革で張替えることで予算オーバーをしてしまうので、座面部分は天然皮革で張り替えてほかの革部分は既存の革のままクリーニング等を行い、その後塗装メンテナンスにて全体的に綺麗な状態に戻すことになりました。 一部、座面のクッションが沈んでしまった箇所もあるので、その部分も合わせてウレタンクッションの交換等を行いました。 張替え修理後の状態はこちらになります。 座面にもともとあったステッチデザインは、今後又同じような破れの症状などが出ないように革を大きく使ってステッチ無しのデザインに変更しました。 部分的に張り替えてしまうことによって、他の部分との色の違和感が出てしまわないように色のマッチングも行っています。 革素材は仕上げの方法から、原皮の種類までいくつもあり分かりにくいところもあると思いますが ファニチャーリペアテーブルでは、椅子やソファーに使用されるスタンダードな牛革の他に、分厚いヌメ系の革や、椅子に希に使用される豚革、そしてパステル系の椅子張り用本革など、革についても色々なご相談にお答えできます。 お困りの際には、お声掛け下さい。